東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式で演出を統括し
2021年に辞任したクリエーティブディレクターの佐々木宏さん。
渡辺直美さんをめぐる不適切な演出案が問題となり
当時は大きなニュースになりました。
一方で佐々木さんは
電通時代から数々の有名CMを手掛けてきた
日本を代表する広告クリエイターの一人でもあります。
現在は電通を離れ
2019年に立ち上げたクリエイティブ活動の拠点「連」で活動を続けています。
2026年にも「連」のクリエーティブディレクターとして名前が確認されています。
今回は、そんな佐々木宏さんの学歴や経歴、代表的なCM作品
そして現在の活動について整理しました。
✔この記事の内容!
- 佐々木宏の学歴は?
- 佐々木宏の経歴は?
- 佐々木宏の代表的なCM作品は?
- 佐々木宏の有名なキャッチコピーは?
- 東京五輪の演出をめぐる問題とは?
- 佐々木宏の現在は?
- 佐々木宏のプロフィール
- まとめ
佐々木宏の学歴は?
佐々木宏さんは
慶應義塾大学法学部政治学科を卒業しています。
慶應義塾大学の塾員インタビューでも
法学部政治学科卒であることが紹介されています。
大学時代には三田祭の運営にも関わっていたそうで
当時からイベントや人を巻き込むことが好きだったと本人が振り返っています。
また
高校については東京都立小石川高等学校出身とするプロフィールが広く紹介されています。
佐々木宏の経歴は?
佐々木宏さんは、1977年に電通へ入社しました。
最初に配属されたのは新聞雑誌局。
そこで約6年間勤務した後
28歳のときにクリエーティブ局へ転局しました。
本人も、当時は「新雑(新聞雑誌局)上がりのクリエーター」と
見られていたと振り返っています。
その後、
- コピーライター
- クリエーティブディレクター
- クリエーティブ局長
などを歴任。
企業広告や商品ブランディングを数多く手掛けるようになりました。
2003年に「シンガタ」を設立
元記事では「2013年にシンガタを設立」となっていますが
これは誤りです。
佐々木さんは2003年7月に「シンガタ」を設立しています。
シンガタでは、電通や博報堂のクリエイターらとともに
企業広告やブランディングなど数多くの仕事を手掛けました。
2019年に「連」をスタート
2019年には17年間続けたシンガタを「店仕舞い」し
新たに「連」をスタートさせました。
佐々木さんは当時、シンガタを辞めた理由について
電通から独立したかったというよりも
自分の中で一つの区切りをつけたかったと説明しています。
「連」では広告だけにとどまらず
さまざまな分野のクリエイターと一緒に仕事をする活動へと幅を広げました。
2026年にも「連」のクリエーティブディレクターとして紹介されており
広告やクリエイティブの仕事を現在も続けています。


佐々木宏の代表的なCM作品は?
佐々木宏さんは、誰もが一度は見たことがあるような有名CMを数多く手掛けてきました。
代表的な仕事として、以下のような作品があります。
ソフトバンク「白戸家」シリーズ
佐々木さんの代表作の一つが
ソフトバンクの「白戸家」シリーズです。
犬のお父さんを中心としたユニークな家族の設定が大きな話題となり
長期間にわたって親しまれました。
そのほか、ソフトバンクではブラッド・ピットさんや
キャメロン・ディアスさんを起用したシリーズ
SMAPを起用した企画なども手掛けています。
サントリー「BOSS」宇宙人ジョーンズ
サントリーの缶コーヒー「BOSS」も代表的な仕事です。
特にトミー・リー・ジョーンズさん演じる
「宇宙人ジョーンズ」のシリーズは
長年にわたって放送されてきました。
ACCのプロフィールでは
佐々木さんがBOSSに27年間携わり
「宇宙人ジョーンズ」などを手掛けたことが紹介されています。
2023年、2024年の広告電通賞でも
佐々木さんが「連」のクリエーティブディレクターとして
BOSSの広告制作に参加していることが確認できます。
つまり、2021年の東京五輪辞任後もBOSSなど広告の仕事を続けていることが分かります。
富士フイルム「お正月を写そう」
富士フイルムの「お正月を写そう」シリーズも長く携わった代表作です。
ACCのプロフィールでは
富士フイルムの「お正月を写そう」を18年間担当したと紹介されています。
樹木希林さんが出演した「フジカラー」シリーズなども
佐々木さんの代表的な広告作品として知られています。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」
JR東海の有名なキャンペーン、
「そうだ 京都、行こう。」
も佐々木さんの代表作です。
慶應義塾大学のインタビューでも
代表作品として紹介されています。
長年にわたって続く広告キャンペーンを数多く生み出していることが
佐々木さんのクリエイターとしての特徴と言えそうです。
トヨタ「ReBORN」
トヨタ自動車の「ReBORN」キャンペーンも代表作の一つ。
木村拓哉さんとビートたけしさんを起用し
豊臣秀吉と織田信長の「生まれ変わり」という設定で展開したCMです。
佐々木さんの代表的な仕事として
複数のプロフィールで紹介されています。
佐々木宏の有名なキャッチコピーは?
CMだけでなく
コピーライターとしても数多くの広告作品を手掛けてきました。
代表的なものとして知られているのが、
「ダメ。ゼッタイ。」
という薬物乱用防止キャンペーンのコピー。
また、
「第一志望は、ゆずれない。」
という駿台予備学校のキャッチコピーも
佐々木さんの仕事として紹介されています。
ただし、これらのコピーについてはネット上で
「佐々木宏さんの代表作」として紹介される一方
一次資料でのクレジット確認が難しいものもあります。

▼第一志望は、譲れない。駿台予備校

この駿台予備校のキャッチコピーは
35年経った今でも使用されているそうです。
「安倍マリオ」も佐々木宏の仕事?

2016年のリオデジャネイロ五輪閉会式で大きな話題となったのが
「安倍マリオ」
です。
安倍晋三首相がマリオに扮して登場した東京大会への引き継ぎ式は
世界的にも注目されました。
この演出を企画・統括したのが佐々木宏さんです。
当時のプロフィールでも
佐々木さんがリオ五輪閉会式の東京プレゼンテーションを担当したこと
が紹介されています。
東京五輪の演出をめぐる問題とは?
佐々木さんは2021年
東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出を
統括するクリエーティブディレクターを務めていました。
しかし同年3月
開会式の出演候補だった渡辺直美さんの容姿を侮辱するような演出案を
演出チーム内のLINEで提案していたことが報じられました。
佐々木さんは報道内容を認め、謝罪。
その後、組織委員会に辞意を伝え、辞任が受け入れられました。
佐々木さん自身の謝罪文では
自身の発案について「非常に不適切な表現」があったと認め
渡辺直美さん本人や不快な思いをした人たちに謝罪しています。
佐々木宏は現在何をしている?
2021年の東京五輪演出統括辞任後も
佐々木さんは広告・クリエイティブの仕事を続けています。
現在は「連」のクリエーティブディレクターとして活動。
2024年には広告電通賞のBOSS関連作品でも
「連/佐々木宏」の名前が確認されています。
さらに2026年にも
佐々木さんは「連」のクリエーティブディレクターとして
広告・クリエイティブ分野の活動を続けていることが確認できます。
佐々木宏のプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 佐々木宏(ささき ひろし) |
| 生年 | 1954年 |
| 出身 | 熊本県八代市 |
| 出身大学 | 慶應義塾大学法学部政治学科 |
| 前職 | 電通 |
| 現在 | 「連」クリエーティブディレクター |
| 電通入社 | 1977年 |
| シンガタ設立 | 2003年 |
| 連スタート | 2019年 |
| 代表作 | 白戸家、BOSS、ReBORN、そうだ 京都、行こう。など |
学歴・経歴については
慶應義塾大学のインタビューや広告関連団体のプロフィールでも確認できます。
まとめ
今回はクリエーティブディレクターの
佐々木宏さんについて調査しました。
佐々木さんは、
- 慶應義塾大学法学部政治学科卒
- 1977年に電通へ入社
- 新聞雑誌局を経てクリエーティブ局へ
- コピーライター、クリエーティブディレクター、クリエーティブ局長などを歴任
- 2003年にシンガタを設立
- ソフトバンク「白戸家」
- サントリー「BOSS」
- トヨタ「ReBORN」
- JR東海「そうだ 京都、行こう。」
- 富士フイルム「お正月を写そう」
- 2016年リオ五輪閉会式の「安倍マリオ」
- 2019年に「連」をスタート
- 2021年、東京五輪の演出をめぐる問題で辞任
- 現在も「連」のクリエーティブディレクターとして活動
という経歴を持っています。
東京五輪をめぐる問題によって大きく注目された佐々木さんですが
それ以前から日本の広告業界で数々の有名キャンペーンを生み出してきた人物でした。
そして2026年現在も広告・クリエイティブの仕事を続けています。
